ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

SARS-CoV-2の主要プロテアーゼに対するケルセチンおよびイソラムネチン配糖体の阻害作用の予測: 分子ドッキングおよび動力学シミュレーション

Potential inhibitory properties of structurally modified quercetin/isorhamnetin glucosides against SARS-CoV-2 Mpro; molecular docking and dynamics simulation strategies

要旨:
各フェノール部分にグルコースが結合したケルセチンおよびイソラムネチン配糖体を30種類想定し、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の主要プロテアーゼとの親和性を分子ドッキングで予測した。その中で、5種類(ケルセチン配糖体2種類・イソラムネチン配糖体3種類)に、高い親和性を認めた(−92.47~−222.27 kcal/mol)。また、プロテアーゼと配糖体は、最大7個の水素結合で相互作用する。