ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの神経薬理学的効果: 文献ベースの総説

Neuropharmacological Effects of Quercetin: A Literature-Based Review

要旨:
ケルセチンの神経保護作用に焦点を当て、神経変性疾患の治療効果に関する総説。まず、ケルセチンのバイオアベイラビリティを論じた後、以下の章分けに従う各論にて、ケルセチンが関与するメカニズムを詳しく論じている。抗酸化作用、抗炎症作用、グルタミン酸による興奮毒性の解毒、コリンエステラーゼ類の阻害、各種病原蛋白質(α-シヌクレイン、タウ蛋白質、Aβ)の凝集抑制、サーチュインの活性化、記憶増強効果。Vitroおよび動物実験の論文が中心である。