アクリルアミドに暴露したラットの脊髄運動ニューロンに対するルチンの保護効果と、根底となるメカニズム
Protective Effect of Rutin on Spinal Motor Neuron in Rats Exposed to Acrylamide and the Underlying Mechanism
- 出典:
- NeuroToxicology
- 2023
- 95
- 127-135
- DOI:
- 10.1016/j.neuro.2023.01.009
- 要旨:
- アクリルアミドで脊髄運動ニューロンを損傷したラットに、ルチン(100, 200, 400 mg/kg)を投与した。投与2週間目にて、200および400 mg群の歩行スコアが顕著に改善した。ルチンは用量依存的に、脊髄のL4~L6部位にリン酸化されたERKとNrf2を増大して、ERK/Nrf2シグナル伝達を活性化した。その結果、脊髄のSODとGHSが上昇して、抗酸化作用に基づく保護作用を発揮した。