ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

淡水に生息するカラドンコ(Odontobutis potamophila)の腸内細菌叢に対するケルセチンの影響

Effects of Quercetin on the Intestinal Microflora of Freshwater Dark Sleeper Odontobutis potamophila

要旨:
スズキ目の淡水魚カラドンコ(Odontobutis potamophila)の稚魚に、3通りの濃度(2.5, 5.0, 10,0 mg/L)のケルセチンを投与した。ケルセチンは腸内細菌叢を安定化し、プロバイオティクスであるバシラス属とラクトバシラス属は低濃度で増大した。病原性のプレシオモナス属・エロモナス属・シェワネラ属は、ケルセチンの投与で減少した。ケルセチンはまた、SOD・GST・GPx・総抗酸化能を増大して、抗酸化作用を発揮した。