高脂肪食が誘発した心理的障害に対するケルセチンの影響
Quercetin Impact Against Psychological Disturbances Induced By Fat Rich Diet
- 出典:
- Pakistan Journal of Pharmaceutical Sciences
- 2022
- 35
- 1295-1300
- DOI:
- 10.36721/PJPS.2022.35.5.REG.1295-1300.1
- 要旨:
- 高脂肪食で惹起した肥満ラットを3群に分け、以下の処置をした。1) 薬物投与なし、2) ケルセチン100 mg/kgの投与、3) 既存の抗うつ剤セルトラリン5 mg/kg)の投与。2)および3)は1)と比べて顕著に、歩行距離数を増大し、オープンフィールド試験と明暗箱試験のスコアを改善して、抗うつ作用を示した。なお、2)と3)の効果は同等であった。2)は血中の総コレステロールを減少し、HDLを上昇したが、1)と3)では効果を認めなかった。