ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは、酸化ストレスを受けたブタ卵母細胞の体外成熟培養とその後の胚発生を改善する

Isorhamnetin improves in vitro maturation of oxidative stress-exposed porcine oocytes and subsequent embryo development

要旨:
イソラムネチンは、体外成熟培養の際に酸化ストレスを受けたブタ卵母細胞の発育を向上した。イソラムネチンは抗酸化関連遺伝子(NFE2L2・SOD2)の発現を促進し、活性酸素種を軽減するとともに、母体遺伝子(CCNB1・MOS・BMP15・GDF9)のmRNA発現を活性化した。イソラムネチンはまた、アポトーシス遺伝子(CASP3・FAS)の発現を抑制し、抗アポトーシス遺伝子(BCL2L1・BIRC5)の発現は促進して、卵母細胞のアポトーシスを阻害した。