ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アテローム性動脈硬化症に効力を示してヒトの健康に貢献する、食品由来因子ケルセチン配糖体の潜在的な役割

Potential Role of Quercetin Glycosides as Anti-Atherosclerotic Food-Derived Factors for Human Health

著作名:
Junji Terao
出典:
Antioxidants
2023
12
258
DOI:
10.3390/antiox12020258
キーワード:
総説
アテローム性動脈硬化症
ケルセチン配糖体
作用機序
要旨:
アテローム性動脈硬化症に対する、ケルセチン配糖体の効果をまとめた総説。まずイントロ代わりに、主なケルセチン配糖体の構造・食起源・含有量を表示する。次に、ケルセチン配糖体の体内動態に関して、代謝経路と代謝物の構造を中心に論じ、バイオアベイラビリティを向上した事例にも言及する。本論では、アテローム性動脈硬化症の発症メカニズムを述べた後、ケルセチン配糖体の循環器疾患の予防メカニズムを論じる。後半では、Vitroおよびvivo実験の詳細・腸内細菌叢を介する作用・老化細胞除去との関連・臨床研究に章分けして、ケルセチン配糖体の効果を論じる。