オレウロペインとルチンは、ミトコンドリア機能と小胞体ストレス応答を調節して、PC12細胞における6-OHDA誘発性神経毒性から保護する
Oleuropein and rutin protect against 6-OHDA-induced neurotoxicity in PC12 cells through modulation of mitochondrial function and unfolded protein response
- 出典:
- Interdisciplinary Toxicology
- 2017
- 10
- 129–141
- DOI:
- 10.1515/intox-2017-0019
- 要旨:
- ラットの褐色細胞腫に由来するPC-12細胞株に、6-ヒドロキシドーパミン(6-OHDA)で惹起した酸化ストレスを、ルチンとオレウロペインとの組合せが効果的に保護した。両者の組合せを低濃度(1~50 μM)で作用させると、生存率の低下が改善され、ミトコンドリア膜電位が正常化し、アポトーシスが抑制された。一方、高濃度(>50 μM)では、細胞の成長や分化を抑制するホルモン性作用を観測した。