ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

低蛋白質飼料へのケルセチン添加が、ブロイラーの成長・栄養消化率・排泄物細菌数・有害ガス排出・肉質に与える影響

Effect of quercetin supplementation on growth performance, nutrient digestibility, excreta bacterial count, noxious gas emission and meat quality of broilers when fed different protein diets

著作名:
Raihanul Hoque
In Ho Kim
出典:
Canadian Journal of Animal Science
2023
103
185–191
DOI:
10.1139/CJAS-2021-0122
キーワード:
ブロイラー
ケルセチン
成長
排泄物細菌数
ドリップロス
肉質
動物実験
要旨:
7日齢のブロイラーの雛を4群に分け、1) 通常の餌、2) 低蛋白質(通常より2.5%低い)餌、3) 低蛋白質餌に0.025%のケルセチンを添加、4) 低蛋白質餌に0.05%のケルセチンを添加の4通りで27日間飼育した。1) 3) 4)は、2)と比べて顕著に体重が増加した。3) vs. 4)にて体重増加に直線性を認め、ケルセチンの効果を示した。排泄物サンプル中の乳酸桿菌・大腸菌・サルモネラの数に、違いは認められなかった。4)は2)と比べて顕著に、胸肉のドリップロス(冷凍食品の解凍する水分)が減少した。ドリップには旨味が含まれており、ケルセチンによるBの改善を示唆した。