ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ペンチレンテトラゾール(PTZ)がマウスに誘発した発作におけるケルセチンの痙攣抑制効果: 抗神経炎症および抗酸化ストレスの役割

Anticonvulsant effect of quercetin in pentylenetetrazole (PTZ)-induced seizures in male mice: The role of anti-neuroinflammatory and anti-oxidative stress

要旨:
予めケルセチンを投与したマウスは、その後のペンチレンテトラゾールで惹起したてんかんの痙攣発作の閾値を引上げた。ケルセチンは前頭前皮質の総抗酸化能を上昇し、マロンジアルデヒドは減少して、抗酸化作用を発揮した。前頭前皮質におけるTNF-α・IL-1β・COX-2・NLRP3インフラマソーム・iNOSの発現もケルセチンが遺伝子レベルで低下して、抗炎症作用が痙攣抑制に寄与した。