ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

変形性関節症の動物モデルにおける、ケルセチンの炎症経路への効果

Effect of quercetin on inflammatory pathways in animal model of osteoarthritis

著作名:
Doaa Hellal
Wafaa Abdelaziz Emam
出典:
Al-Azhar Medical Journal
2023
52
230-240
DOI:
10.21608/amj.2023.273696
キーワード:
変形性関節症
ラット
ケルセチン
グルコサミン
MMP-13
IL-1β
TNF-α
動物実験
要旨:
手術で惹起した変形性関節症のモデルラットにケルセチンもしくはグルコサミン硫酸塩を投与した。ケルセチン群・グルコサミン群ともに血中のMMP-13を低減したが、正常値と比較すると高いレベルにあった。IL-1βに関しては、グルコサミン群が正常近くまで改善したが、ケルセチン群はMMP-13と同様に改善傾向は示すものの、正常値には及ばなかった。ケルセチン群・グルコサミン群ともに、TNF-αは正常値近くまで回復した。