ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン摂取の運動後への影響

Impacts of quercetin supplementation post-exercise

著作名:
Weiyuan Ying
出典:
Revista Brasileira de Medicina do Esporte
2023
29
e2022_0400
DOI:
10.1590/1517-8692202329012022_0400
キーワード:
臨床研究
無作為化
二重盲検
プラセボ対照
並行群間
ケルセチン
運動
筋損傷
クレアチンキナーゼ
炎症性サイトカイン
要旨:
運動後のケルセチン摂取が、筋損傷マーカーに与える影響を検証した臨床研究。二重盲検で実施した。被験者28名をランダムに2群に分け、16名はケルセチン1000 mg/dayを摂取し、残る12名はプラセボを摂取して対照とした。摂取期間は運動の48時間前から運動後の96時間後の1週間とした。運動前と24, 48, 72, 96時間後に採血して、クレアチンキナーゼと炎症性サイトカインをモニタした。その結果、ケルセチン群は対照群と比較して、運動後の血中クレアチンキナーゼとTNF-αを顕著に低減した(P<0.05)。一方、IL-10とIL-6は、群間差を認めなかった。