ドキソルビシンがラットに誘発した腎症に対する酸化セリウムナノ粒子とケルセチンの影響: 生化学的・組織学的・免疫組織化学的研究
Impact of Cerium Oxide Nanoparticles versus Quercetin on Doxorubicin Induced Nephropathy in Adult Male Rats: Biochemical, Histological and Immunohistochemical Study
- 出典:
- The Egyptian Journal of Histology
- 2023
- 46
- in press
- DOI:
- 10.21608/ejh.2023.181409.1834
- 要旨:
- 抗癌剤ドキソルビシンで惹起した腎症のモデルラットに、酸化セリウムナノ粒子もしくはケルセチンを投与した。ドキソルビシンがもたらした血中の尿素およびクレアチニンの上昇・腎尿細管の病変・腎組織におけるコラーゲン線維の増加に関して、両者とも改善効果を示した。ケルセチンに比べると、酸化セリウムナノ粒子の方がより効果的であった。