食事によるイソラムネチンの摂取は、冠動脈疾患患者の血圧低下と関連している
Dietary Isorhamnetin Intake Is Associated with Lower Blood Pressure in Coronary Artery Disease Patients
- 出典:
- Nutrients
- 2022
- 14
- 4586
- DOI:
- 10.3390/nu14214586
- 要旨:
- フラボノールの摂取と、冠動脈疾患患者の血圧低下との関連を検証したコホート研究。40名の冠動脈疾患患者を対象に、食物摂取頻度質問票(FFQ)にて個々のフラボノールの摂取状況を調査した。解析の結果、イソラムネチンの摂取は収縮期血圧との間に強い相関を示した(R値: −0.36; 95%信頼区間: −0.602, −0.052; P=0.02)。サブグループ解析の結果、男性患者は同様の傾向を保持したが(R値: −0.65; 95%信頼区間: −0.844, −0.302; P=0.001)、女性患者には当てはまらなかった。食品別では、白玉ねぎの摂取が収縮期血圧と相関し(R値: −0.39; 95%信頼区間: −0.624, −0.088; P=0.01)、トマトの摂取は拡張期血圧と相関した(R値: −0.33; 95%信頼区間: −0.581, −0.020; P=0.04)。