ケルセチン-銀ナノ粒子とルテオリンを配合した軟膏を局所適用して、皮膚リーシュマニア症を治療する: マウスにおける創傷治癒の促進
Topically Applied Luteolin/Quercetin-Capped Silver Nanoparticle Ointment as Antileishmanial Composite: Acceleration Wound Healing in BALB/c Mice
- 著作名:
- Azadeh Ebrahimzadeh
- Mehdi Karamian
- Farshid Abedi
- Mohammad Yahya
- Hanafi-Bojd
- Mohammd Amin Ghatee
- Mina Hemmati
- Effat Alemzadeh
- 出典:
- Advances in Materials Science and Engineering
- 2023
- 2023
- 1878170
- DOI:
- 10.1155/2023/1878170
- 要旨:
- ケルセチンを銀ナノ粒子に担持して、各種スペクトロスコピーにてその構造を確認した。得られたナノ粒子のリーシュマニア原虫promastigotesに対するIC50値は125 μg/mLであった。同時に測定したフリーのケルセチンとルテオリンのIC50値はそれぞれ、150および13 μg/mLであった。この結果を受け、ケルセチン‐銀ナノ粒子とフリーのルテオリンとを配合した、ワセリン基剤の軟膏を調製した。創傷した場所にリーシュマニア原虫を感染したマウスに、21日間連続して軟膏を傷口に塗布した。その結果、未治療の対照と比較して、大幅に炎症と病変サイズを減少した。