ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラフマ(Apocynum venetum L.)由来のイソケルシトリンは、C-1-テトラヒドロ葉酸合成酵素・カルボニル還元酵素(NADPH)・グルタチオン S-転移酵素P(GSTP)を標的とし、マウスのAMPK/SREBP-1c/FAS/CD36シグナル伝達経路を調節して抗肥満効果を発揮する

Isoquercitrin from Apocynum venetum L. produces an anti-obesity effect on obese mice by targeting C-1-tetrahydrofolate synthase, carbonyl reductase, and glutathione S-transferase P and modification of the AMPK/SREBP-1c/FAS/CD36 signaling pathway in mice in vivo

要旨:
高脂肪食で惹起した肥満マウスにイソケルシトリンを投与すると、体重・摂餌量・空腹時血糖値・血中中性脂肪と総コレステロールを顕著に減少した。イソケルシトリンはまた、肥満で増大したSREBP-1c・脂肪酸合成酵素(FAS)・ステアロイル-CoA不飽和化酵素-1(SCD)・CD36を正常に戻した。細胞サーマルシフトアッセイ(CETSA)の結果は、イソケルシトリンの標的がC-1-テトラヒドロ葉酸合成酵素・カルボニル還元酵素(NADPH)・グルタチオン S-転移酵素P(GSTP)であることを示した。