ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットを用いるα-グリコシルイソケルシトリンの経口慢性毒性および発癌性試験

Oral chronic toxicity and carcinogenicity study of alpha-glycosyl isoquercitrin (AGIQ) in Sprague Dawley rats

要旨:
α-グリコシルイソケルシトリン(AGIQ)の慢性毒性試験および発癌性試験を、ラットを用いて実施した。5%のAGIQを含む餌を1年間与えた慢性毒性試験は、骨の黄色変色を除けば、毒性の兆候を認めなかった。一方、発癌性試験は24ヶ月の投与期間で行った。5%AGIQ群は対照群と比較して、脳または脊髄における悪性ミクログリア腫瘍の発生率が、統計的に有意に増加した。