ケルセチンの投与は、ミトコンドリアの質を改善し、6-OHDA損傷パーキンソン病モデルのニューロンを保護する
Administration of quercetin improves mitochondria quality control and protects the neurons in 6-OHDA-lesioned Parkinson’s disease models
- 出典:
- Aging
- 2021
- 13
- 11738—11751
- DOI:
- 10.18632/aging.202868
- 要旨:
- Vitro: 6-ヒドロキシドーパミンで損傷したPC-12細胞にケルセチンを加えると、酸化ストレスが軽減され、Pink1もしくはParkinが増大した。Vivo: 6-ヒドロキシドーパミンで惹起したパーキンソン病モデルラットに、ケルセチンを投与した。ケルセチンは、歩行障害の進行を遅らせ、神経死・ミトコンドリアの損傷を減少させ、α-シヌクレインの蓄積を阻害した。しかし、Pink1もしくはParkinのいずれかを有しないラットには、ケルセチンが無効であった。