ピペリン・ケルセチン・両者の組合せをブロイラーに経口投与した後の、マルボフロキサシンの薬物動態
Pharmacokinetics of Marbofloxacin Following Oral Administration in Piperine, Quercetin Alone and Both in Combination Pretreated Broiler Chickens
- 出典:
- Indian Journal of Animal Research
- 2022
- 56
- 1269-1273
- DOI:
- 10.18805/IJAR.B-4300
- 要旨:
- 動物用抗菌剤マルボフロキサシンは、ニワトリの体内で容易に代謝され、バイオアベイラビリティの低下が問題視されている。マルボフロキサシンの消失半減期を延長する化合物を、天然物から探索した。ピペリン(5 mg/kg)・ケルセチン(5 mg/kg)・両者の組合せ(5+5 mg/kg)をブロイラーに経口投与した後の、マルボフロキサシンの薬物動態を比較した。その結果、それぞれの消失半減期は、6.23±1.01, 5.69±0.39, 7.71±0.59時間であり、組合せが有意に延長した。