ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

導入遺伝子によるアルツハイマー病の自然発症モデルマウスにおける、ケルセチンの予防効果

Preventive Effect of Quercetin in a Triple Transgenic Alzheimer’s Disease Mice Model

要旨:
導入遺伝子を3か所行ったアルツハイマー病の自然発症モデルマウスに、ケルセチン100 mg/kgを1年間投与した。その結果、行動試験(モリスの水迷路・オープンフィールド試験・高架式十字迷路試験)の各スコアを大幅に改善した。海馬と皮質においてケルセチンは、アミロイドβの蓄積とタウ蛋白質の過剰なリン酸化を抑制した。