ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

脂質ナノ粒子(LNP)にてマイクロRNA-150とケルセチンを同時送達して、加齢黄斑変性(AMD)を治療する

Co-delivery of microRNA-150 and quercetin by lipid nanoparticles (LNPs) for the targeted treatment of age-related macular degeneration (AMD)

要旨:
加齢黄斑変性の新しい治療法として、CXCR4の発現と血管新生を抑制するマイクロRNA-150が注目されている。ケルセチンの血管新生阻害効果も知られており、マイクロRNA-150とケルセチンとを同時送達できる系を考案し、Asp-Gly-Argペプチドで修飾した固体脂質ナノ粒子に両者を封入した。得られたナノ粒子をマウスに投与すると、眼底を標的として脈絡膜血管新生を阻害した。また、網膜毒性は認めなかった。