ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

COVID-19患者の治療におけるケルセチン: システマティックレビューとメタ解析

Quercetin for the treatment of COVID-19 patients: A systematic review and meta-analysis

要旨:
ケルセチンによるCOVID-19の治療効果を検証した無作為化プラセボ対照臨床研究の論文6件を対象にシステマティックレビューを行った。また、被検者951名のデータを統合して、メタ解析を行った。その結果、ケルセチンは集中治療室への入院のリスクを減少し、そのオッズ比は0.31 (95%信頼区間: 0.10, 0.99)であった。ケルセチンはまた、入院の発生率も減少し、そのオッズ比は0.25 (95%信頼区間: 0.10, 0.62)であった。従って、ケルセチンによる重症化抑制のエビデンスがより強化されたことになる。