ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ハス葉の抽出条件の最適化、含有する4種類の終末糖化産物の生成阻害物質の同定、相互作用メカニズムの解析

Extraction optimization and identification of four advanced glycation-end products inhibitors from lotus leaves and interaction mechanism analysis

要旨:
最適化したハス葉の抽出条件は、固液比1:30、エタノール濃度70%、超音波出力 400 W、照射時間40 分、温度50℃であった。終末糖化産物の生成阻害物質の活性成分は、80%エタノール画分に存在した。同画分の55.97%を占めたヒペロシドとイソケルシトリンを、活性成分と同定した。また、マイナー成分として、トリホリンとアストラガリンの存在も確認した。ヒペロシド・イソケルシトリン・トリホリンは同じメカニズムでオボアルブミンと相互作用し、ヒペロシドが最も強い親和性を示し、トリホリンはオボアルブミンの立体構造の変化に寄与した。