アルツハイマー病による認知機能障害をケルセチンが改善する段階は初期~中期であり、中期~後期には効果がない
Quercetin enrich diet during the early-middle not middle-late stage of alzheimer’s disease ameliorates cognitive dysfunction
- 出典:
- American Journal of Translational Research
- 2018
- 10
- 1237–1246
- DOI:
- ?
- 要旨:
- 遺伝子導入によるアルツハイマー病のモデルマウスを用いて、ケルセチンの投与時期による効果の違いを比較した。すなわち、通常の餌とケルセチンを多く含む餌(2 mg/g)の投与時期を、1~9月齢(初期~中期のアルツハイマー病に相当)と6~13月齢(中期~後期に相当)に分けて比較した。13月齢時点でモリスの水迷路で認知機能障害を評価したところ、前者ではケルセチンによる顕著な改善効果を認め、後者では両群間に差が全くなかった。