ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとその誘導体は心筋細胞の酸化ストレスと炎症を阻害して、パルミチン酸依存性の脂肪毒性に対抗する

Quercetin and Its Derivative Counteract Palmitate-Dependent Lipotoxicity by Inhibiting Oxidative Stress and Inflammation in Cardiomyocytes

要旨:
心筋細胞H9c2をパルミチン酸で刺激して、肥満における脂肪の心毒性を細胞レベルでシミュレーションした。予めH9c2をケルセチンで処置すると、50 nMの低濃度で、パルミチン酸による細胞死を低減した。ケルセチンはマロンジアルデヒドと活性酸素種を減少し、SODとカタラーゼは増大して、パルミチン酸の酸化ストレスに対抗した。ケルセチンはまた、IL-1βとTNF-αも低減して、抗炎症作用も発揮した。