シペルメトリンが誘発した甲状腺機能低下症における、アシュワガンダとケルセチンの保護的役割: マウスの血液学的研究
Protective Role of Ashwagandha and Quercetin over Cypermethrin Induced Hypothyroidism: A Hematological Study in Mice
- 出典:
- Advances in Zoology and Botany
- 2023
- 11
- 103 - 111
- DOI:
- 10.13189/azb.2023.110202
- 要旨:
- 殺虫剤シペルメトリンをマウスに投与すると、甲状腺重量と血中の甲状腺ホルモン(T3およびT4)が減少し、甲状腺刺激ホルモンは上昇して、甲状腺機能低下症を誘発した。シペルメトリンはまた、赤血球・ヘモグロビンの占める割合・血小板を減少し、白血球・好中球・リンパ球を上昇した。アシュワガンダ(インドに自生するナス科の常緑低木)もしくはケルセチンの共投与は、この様な異常を防止し、シペルメトリンからマウスを保護した。