ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

銀ナノ粒子に曝露したナイルティラピアの肝臓と腸の酵素およびストレス関連遺伝子に対する、ケルセチンを含むナノ粒子の効果

Effect of Quercetin Nanoparticles on Hepatic and Intestinal Enzymes and Stress-Related Genes in Nile Tilapia Fish Exposed to Silver Nanoparticles

要旨:
銀ナノ粒子に曝露したナイルティラピアは、血中のALT・AST・総コレステロール・中性脂肪が有意に上昇し、グリコーゲンと成長ホルモンは減少した。銀ナノ粒子はまた、肝組織におけるHPS70・カスパーゼ-3・p53の遺伝子発現を増大して、アポトーシスを誘導した。腸組織においては、病原性のエロモナス属が増大し、酸化的な損傷を惹起した。ケルセチンを含むナノ粒子の投与は、この様な異常を改善して、肝保護および腸保護効果を発揮した。