ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは結腸癌細胞の増殖を阻止し、エピジェネティックな加減にも効果を示す

A Comprehensive Study on the Anti-cancer Effects of Quercetin and Its Epigenetic Modifications in Arresting Progression of Colon Cancer Cell Proliferation

著作名:
Meenu Bhatiya
Surajit Pathak
Ganesan Jothimani
Asim K. Duttaroy
Antara Banerjee
出典:
Archivum Immunologiae et Therapiae Experimentalis
2023
71
6
DOI:
10.1007/s00005-023-00669-w
キーワード:
ケルセチン
結腸癌
老化
エピジェネティック
サーチュイン6
クロトー
要旨:
ケルセチンは結腸癌細胞の増殖を良好に阻害するが、老化と関連するエピジェネティックな(DNA塩基配列の変化を伴わない変化)影響を検証した。老化に関連するマイクロRNAを発現した結腸癌細胞にケルセチンを作用すると、濃度依存的にその増殖を阻害した。ケルセチンは、抗老化蛋白質であるサーチュイン6とクロトーの発現を促進し、テロメラーゼ活性は阻害して、結腸癌細胞の増殖を停止した。