ルチン-亜鉛(II)錯体は骨形成を促進する-ヒト歯髄幹細胞とゼブラフィッシュにおける簡潔な評価
Rutin-Zn(II) complex promotes bone formation - A concise assessment in human dental pulp stem cells and zebrafish
- 出典:
- Chemico-Biological Interactions
- 2021
- 349
- 109674
- DOI:
- 10.1016/j.cbi.2021.109674
- 要旨:
- ヒト歯髄幹細胞をルチンあるいはルチン-亜鉛錯体で処置すると、骨芽細胞を形成するための因子(I型コラーゲン・Runx2・オステオカルシン・オステオネクチン)の発現が活性化し、マイナスに働く因子(Smad7・Smurf1・HDAC7)の発現は抑制した。その結果、ヒト歯髄幹細胞の分化を促進した。一方、ゼブラフィッシュにルチンあるいはルチン-亜鉛錯体を投与すると、骨形成を促進し、カルシウム/リン比率が上昇した。