ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは酸化ストレスと炎症メディエーターを阻害して、ニトログリセリンが誘発した片頭痛を軽減する

Quercetin Attenuates Nitroglycerin-Induced Migraine Headaches by Inhibiting Oxidative Stress and Inflammatory Mediators

要旨:
ラットにニトログリセリンを投与すると、頭を挙げる・匂を嗅ぐ・歩き回る・飛び跳ねる行動が極端に減り、動かない状態が長くなった。ラットの三叉神経脊髄路核では、c-fosとカルシトニン遺伝子関連ペプチドが上昇して、片頭痛を示唆した。ケルセチンの投与は、用量依存的にこれらの異常を改善した。ケルセチン500 mg/kgは、ポジコンとして用いた既存薬スマトリプタン50 mg/kgと同等の効果を示した。