ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

認知障害とパーキンソン病に関するケルセチンとその代謝物の神経治療効果: in silico研究

Neurotherapeutic Effects of Quercetin and Its Metabolite Compounds on Cognitive Impairment and Parkinson’s Disease: An In Silico Study

著作名:
Hai Duc Nguyen
出典:
European Journal of Drug Metabolism and Pharmacokinetics
2023
48
151–169
DOI:
10.1007/s13318-023-00816-w
キーワード:
ケルセチン
ケルセチン代謝物
認知障害
パーキンソン病
in silico
要旨:
ケルセチンとその代謝物28種を対象に、in silicoで活性を予測した。主な代謝物は、ケルセチンの水和体・O-メチル体・O-硫酸エステル・O-グルクロン酸抱合体である。対象化合物は全て、Lipinskyのルールオブ5を満たし、有用な胃腸吸収と血液脳関門(BBB)透過性とP糖蛋白質の阻害が予測された。認知障害とパーキンソン病に関する、シグナル伝達の調節と遺伝子・miRNA・転写因子の発現にも有望な効果が予測された。