ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとピペリンとの組合せは、6-ヒドロキシドーパミンが誘発した神経変性を停止する: 生化学および神経化学における根拠

Piperine in combination with quercetin halt 6-OHDA induced neurodegeneration in experimental rats: Biochemical and neurochemical evidences

要旨:
6-ヒドロキシドーパミン(6-OHDA)をラットに投与すると、回転行動と運動障害を誘発し、脳内の神経伝達物質(ドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニン・GABA・グルタミン酸)が減少して、パーキンソン病の症状を呈した。ケルセチン単独もしくはピペリンとの組合せを予め投与すると、この様な異常が軽減できた。ケルセチンやピペリンは、炎症サイトカイン(TNF-α・IL-1β・IL-6)を減少とともに、神経伝達物質のレベルを回復した。