ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マウスを宿主とするマンソン住血吸虫に対してルチンは、免疫を調節して抗炎症作用を発揮する

Rutin, a Flavonoid Compound Derived from Garlic, as a Potential Immunomodulatory and Anti-Inflammatory Agent against Murine Schistosomiasis mansoni

著作名:
Rabab S. Hamad
出典:
Nutrients
2023
15
1206
DOI:
10.3390/nu15051206
キーワード:
マンソン住血吸虫
マウス
ルチン
肝保護
抗炎症作用
動物実験
要旨:
マンソン住血吸虫に感染したマウスに、ルチン(40 mg/kg)を40日間投投与した。その結果、無処置群と比べて総吸虫数の68%を駆除し、肝中の卵を85%駆除し、糞中の卵を79%駆除した。吸虫感染がもたらした、血中のALT・AST・ALPの上昇と肝組織の損傷は、ルチンが顕著に改善した。ルチンはまた、血中のTNF-α・IL-17・IL-4を低減して、抗炎症作用を発揮した。