ルチンはFOXO3依存性シグナル伝達を制御して、デキサメタゾンがC2C12筋管およびマウスに誘発した筋損失を防止する
Rutin Prevents Dexamethasone-Induced Muscle Loss in C2C12 Myotube and Mouse Model by Controlling FOXO3-Dependent Signaling
- 著作名:
- Young-Sool Hah
- Won Keong Lee
- Seung-Jun Lee
- Sang Yeob Lee
- Jin-Hee Seo
- Eun Ji Kim
- Yeong-In Choe
- Sang Gon Kim
- Jun-Il Yoo
- 出典:
- Antioxidants
- 2023
- 12
- 639
- DOI:
- 10.3390/antiox12030639
- 要旨:
- Vivo: デキサメタゾンをマウスに投与すると、腓腹筋・前脛骨筋・長趾伸筋が顕著に減少して、サルコペニアのモデルとなった。これらの筋損失は、ルチンの投与で回復した。Vitro: 筋芽細胞C2C12にデキサメタゾンを添加すると、 MAFbx・MuRF1・FOXO3が顕著に発現したが、ルチンの投与で回復した。なお、MAFbxとFOXO3の過剰発現はマウスの腓腹筋でも見られ、ルチンが減少した。よって、ルチンはFOXO3/MAFbxとFOXO3/MuRf1のシグナル伝達を抑制して、筋損失を改善した。