ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リポ多糖が誘発した敗血症のマウスモデルにて、ケルセチンを含むリポソームは肺の炎症を軽減する

Liposomes loaded with quercetin for resolution of lung inflammation in a lipopolysaccharide-induced mouse model of sepsis

要旨:
リポ多糖で惹起した敗血症のモデルマウスに、ケルセチンを含むリポソーム製剤を投与した。その結果、リポ多糖がもたらした肺組織の損傷と白血球の浸潤を顕著に改善した。別途実施した、マクロファージRAW264.7を用いるvitro実験にて、リポソーム製剤はフリーのケルセチンに比べて、抗炎症作用が増強した。