ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

大腸菌の膜ダイナミクスとアポトーシスに似た細胞死における、イソケルシトリンの効果

Effect of isoquercitrin on membrane dynamics and apoptosis-like death in Escherichia coli

著作名:
JiEun Yun
Eun-Rhan Woo
Dong Gun Lee
出典:
Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - Biomembranes
2018
1860
357-363
DOI:
10.1016/j.bbamem.2017.11.008
キーワード:
大腸菌
イソケルシトリン
最小発育阻止濃度
アポトーシス
膜損傷
脂質酸化
要旨:
大腸菌にイソケルシトリンを、最小発育阻止濃度より低い濃度で作用した。その結果、大腸菌に活性酸素種を生成し、グルタチオンを低減して、最終的にはアポトーシスに似た死をもたらした。アポトーシスの特徴であるDNAの断片化とホスファチジルセリンの外在化を確認した。イソケルシトリンはまた、膜脂質を酸化して内膜を透過をできる状態に誘導して、脂質酸化による膜損傷を示唆した。