ロテノン誘発型のパーキンソン病モデルにて、ケルセチンはミトコンドリア複合体-Iを活性化してアポトーシスからラットを保護する
Quercetin up-regulates mitochondrial complex-I activity to protect against programmed cell death in rotenone model of Parkinson’s disease in rats
- 出典:
- Neuroscience
- 2013
- 236
- 136-148
- DOI:
- 10.1016/j.neuroscience.2013.01.032
- 要旨:
- ロテノンで惹起したパーキンソン病のモデルラットに、ケルセチンを投与した。ロテノンがもたらしたドーパミン・GHS・カタラーゼ・SODの減少は、ケルセチンが用量依存的に改善した。ケルセチンによるミトコンドリア複合体-Iの活性化は、NADH酸化およびPAGE染色にて示され、活性酸素産種の生成阻止を示唆した。また、黒質ニューロンにてロテノンがアポトーシスを活性化し、ケルセチンが抑制したが、ケルセチンはドーパミン作動性細胞を刷新した。