変形性関節症のラットにおいて、ケルセチンはAMPK/SIRT1シグナル伝達経路を活性化して、ミトコンドリアの機能障害と発生を軽減する
Quercetin attenuates mitochondrial dysfunction and biogenesis via upregulated AMPK/SIRT1 signaling pathway in OA rats
- 出典:
- Biomedicine & Pharmacotherapy
- 2018
- 103
- 1585-1591
- DOI:
- 10.1016/j.biopha.2018.05.003
- 要旨:
- 変形性関節症のモデルラットにケルセチンを投与すると、活性酸素種の生成を抑制し、GSHとGPxの発現を促進した。ケルセチンは、ミトコンドリアの膜電位・酸素消費量・ATPレベルを高めた上、ミトコンドリアの複製も増大した。ケルセチンはまた、IL-1βに起因する一酸化窒素・MMP-3・MMP-13の蓄積も抑制した。メカニズムとして、ケルセチンによるAMPK/SIRT1シグナル伝達の活性化を提唱した。