ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病のリード化合物としてのケルセチンは、骨格筋細胞株のAMPK経路を介してグルコースの取込みを改善する

Quercetin, a Lead Compound against Type 2 Diabetes Ameliorates Glucose Uptake via AMPK Pathway in Skeletal Muscle Cell Line

著作名:
R. Dhanya
A. D. Arya
P. Nisha
P. Jayamurthy
出典:
Frontiers in Pharmacology
2017
8
336
DOI:
10.3389/fphar.2017.00336
キーワード:
L6筋管細胞
グルコース
ケルセチン
AMPK経路
CaMKK
要旨:
各種プロテインキナーゼ阻害剤の存在下で、骨格筋細胞(L6筋管細胞)へのグルコースの取込みに対するケルセチンの影響を調べた。その結果、ケルセチンによるグルコースの取込みの促進効果は、インスリンシグナル伝達経路によるものではなく、AMPK経路とその下流にあるp38を標的にしていた。また、ケルセチンは細胞内カルシウムの上昇を起こし、カルシウム-カルモジュリン媒介蛋白質キナーゼ(CaMKK)の関与を示唆した。