ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

果実の有効成分であるケルセチンは、Nrf2/HO1を調節して神経変性疾患の進行を抑制する

Quercetin Is An Active Agent in Berries against Neurodegenerative Diseases Progression through Modulation of Nrf2/HO1

著作名:
Al Borhan Bayazid
Beong Ou Lim
出典:
Nutrients
2022
14
5132
DOI:
10.3390/nu14235132
キーワード:
総説
神経変性疾患
ケルセチン
作用機序
要旨:
神経変性疾患における、ケルセチンの改善メカニズムを論じた総説。タイトルにあるNrf2/HO1は代表例ではあるが、全てではない。まずイントロ代わりに、各種の果実に含まれるケルセチンの量を一覧表で示した。本論では、認知障害・抗酸化作用・ p53を介するアポトーシス・神経炎症・アミロイドβおよびタウ蛋白質・アポリポ蛋白質E・α-シヌクレインに章分けして、ケルセチンの作用機序を論じる。最後に、2件の臨床研究の論文を取上げる。