体重を減らす際のケルセチン摂取の臨床的な有効性: 無作為化比較試験のプール解析
Clinical effectiveness of quercetin supplementation in the management of weight loss: a pooled analysis of randomized controlled trials
- 出典:
- Diabetes, Metabolic Syndrome and Obesity: Targets and Therapy
- 2019
- 12
- 553–563
- DOI:
- 10.2147/DMSO.S199830
- 要旨:
- 各種データベースから得た、過体重もしくは肥満におけるケルセチンの効果を検証した無作為化比較試験(9件、被験者: 525名)のデータをプール解析した。ケルセチン摂取群の解析結果は、体重(加重平均差: −0.35 kg, 95%信頼区間: −2.03, 1.33, P=0.68)、BMI(加重平均差: −0.04 kg/m2, 95%信頼区間: −0.54, 0.45, P=0.87)、ウェスト周囲長(加重平均差: −0.37 cm, 95%信頼区間: −1.81, 1.06, P=0.61)、ウェスト/ヒップ比(加重平均差: −0.01, 95%信頼区間: −0.03, 0.01, P=0.48)であった。従って、全ての項目にて群間有意差を認めず、ケルセチンの効果は実証できなかった。