癌を検出するケルセチンナノ粒子を基盤とする低酸素応答性プローブ
Quercetin Nanoparticle-Based Hypoxia-Responsive Probe for Cancer Detection
- 著作名:
- Sastiya Kampaengsri
- Kantapat Chansaenpak
- Thitima Pewklang
- Prapassara Muangsopa
- James R. Ketudat Cairns
- Rung-Yi Lai
- Anyanee Kamkaew
- 出典:
- ACS Applied Bio Materials
- 2023
- 6
- 1546–1555
- DOI:
- 10.1021/acsabm.2c01063
- 要旨:
- ナノ粒子化したケルセチンの表面をPEGでコーティングして安定化させ、フラビリウム色素をpH指示薬として担持した。得られたフラビリウムーケルセチンーPEG系ナノ粒子はpH応答性があり、pH5にてフラビリウム色素が放出され蛍光を発する。ゆえに、このナノ粒子の用量および時間依存的な応答を用いて、pH5付近の環境にある低酸素腫瘍を検出した。