ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

癌を検出するケルセチンナノ粒子を基盤とする低酸素応答性プローブ

Quercetin Nanoparticle-Based Hypoxia-Responsive Probe for Cancer Detection

要旨:
ナノ粒子化したケルセチンの表面をPEGでコーティングして安定化させ、フラビリウム色素をpH指示薬として担持した。得られたフラビリウムーケルセチンーPEG系ナノ粒子はpH応答性があり、pH5にてフラビリウム色素が放出され蛍光を発する。ゆえに、このナノ粒子の用量および時間依存的な応答を用いて、pH5付近の環境にある低酸素腫瘍を検出した。