ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

脳腫瘍治療のためのケルセチンとそのナノ製剤 – 小児科学研究の現在の発展と将来の展望

Quercetin and Its Nano-Formulations for Brain Tumor Therapy—Current Developments and Future Perspectives for Paediatric Studies

著作名:
Aida Loshaj Shala
Ilaria Arduino
Mimoza Basholli Salihu
Nunzio Denora
出典:
Pharmaceutics
2023
15
963
DOI:
10.3390/pharmaceutics15030963
キーワード:
総説
脳腫瘍
ケルセチン
ナノ製剤
要旨:
ケルセチンの脳腫瘍に対する効果をまとめた総説。まず、ケルセチンが脳腫瘍組織にアポトーシス・ネクロトーシス・遊走および浸潤の阻害・増殖の阻害を誘導する経路をパネルで示した上で、vitro実験の論文を整理した。次章ではケルセチンのバイオアベイラビリティと代謝を論じ、ケルセチンナノ製剤による改善にスペースを費やしている。続いて、フリーのケルセチンの抗脳腫瘍活性をナノ製剤が改善した実例を、vitroとvivoの両方を論じた。他剤の効果をケルセチンが増強した例と、安全性にも言及している。