ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肺癌におけるクルクミンおよびケルセチンナノ粒子の肺送達(パート2): 毒性とエンドサイトーシス

Pulmonary delivery of curcumin and quercetin nanoparticles for lung cancer – Part 2: Toxicity and endocytosis

著作名:
Ching-Yee Loo
Daniela Traini
Paul M. Young
Thaigarajan Parumasivam
Wing-Hin Lee
出典:
Journal of Drug Delivery Science and Technology
2023
82
104375
DOI:
10.1016/j.jddst.2023.104375
キーワード:
吸入療法
肺癌
A549
気液界面培養
クルクミン
ケルセチン
ナノ粒子
噴霧
要旨:
肺癌の吸入療法を念頭に置いて、ヒト由来肺癌細胞株A549の気液界面培養を検討した。A549にクルクミンナノ粒子とケルセチンナノ粒子との組合せを噴霧すると、それぞれの単独噴霧時と比べて、より強い細胞毒性が見られた。A549のアポトーシス・ATPの減少・活性酸素種の生成・MMPの消失をモニタしながら、両ナノ粒子の比率を最適化した。その結果、クルクミンナノ粒子/ケルセチンナノ粒子比1:4が最適であった。