ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

グリア細胞の炎症の抑制によるケルセチンのてんかん改善効果

Ameliorating effect of quercetin on epilepsy by inhibition of inflammation in glial cells

要旨:
神経毒カイニン酸で惹起したマウスのてんかん発作状態を、ケルセチンが効果的に緩和した。ケルセチンを投与すると、カイニン酸が増大した炎症マーカー(TNF‑α・IL‑1β・NF‑κB)を減少させると伴に、発作スコアを改善した。メカニズムとして、ケルセチンがグリア細胞を不活性化して、これらの炎症因子の産出を抑制した。