ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ウッタラーカンド地域の薬用植物における、ムーコル症の原因真菌に対する有効成分の分子ドッキングによる探索

Molecular docking studies of different phytochemicals obtained from medicinal Plants of Uttarakhand region for identification of potential inhibitors against mucormycosis causing fungal species

要旨:
ムーコル症の原因真菌と宿主細胞との結合には、CotH受容体が重要な役割を果たしている。ムーコル症の治療薬を天然物から探索すべく、ウッタラーカンド地域の薬用植物の成分46種を対象に、CotH受容体との親和性を分子ドッキングで予測した。その結果、CotH1にはクルクミンが−8.5 kcal/mol、CotH2にはアロセクリニンが−7.6 kcal/mol、CotH3にはイソケルセチンが−7.7 kcal/molの結合エネルギーが産出され、最も高い親和性をそれぞれ予測した。