ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

うつ病のマウスモデルにおいてケルセチンは、炎症および酸化ストレスのマーカーを標的としてセロトニンのレベルを増強する

A Natural Phenolic Compound Quercetin Showed the Usefulness by Targeting Inflammatory, Oxidative Stress Markers and Augment 5-HT Levels in One of the Animal Models of Depression in Mice

要旨:
予測不可能で軽微なストレスで惹起したうつ病のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。その結果、尾懸垂試験・強制水泳試験・オープンフィールド試験のスコアを顕著に改善した。ケルセチンは、脳内のSOD・GSH・カタラーゼを増大して抗酸化作用を発揮するとともに、TNF-αとIL-6を減少して抗炎症作用も発揮した。ケルセチンはまた、脳内のセロトニンも有意に上昇した。