うつ病のマウスモデルにおいてケルセチンは、炎症および酸化ストレスのマーカーを標的としてセロトニンのレベルを増強する
A Natural Phenolic Compound Quercetin Showed the Usefulness by Targeting Inflammatory, Oxidative Stress Markers and Augment 5-HT Levels in One of the Animal Models of Depression in Mice
- 出典:
- Drug Research
- 2019
- 69
- 392-400
- DOI:
- 10.1055/a-0748-5518
- 要旨:
- 予測不可能で軽微なストレスで惹起したうつ病のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。その結果、尾懸垂試験・強制水泳試験・オープンフィールド試験のスコアを顕著に改善した。ケルセチンは、脳内のSOD・GSH・カタラーゼを増大して抗酸化作用を発揮するとともに、TNF-αとIL-6を減少して抗炎症作用も発揮した。ケルセチンはまた、脳内のセロトニンも有意に上昇した。