多嚢胞性卵巣症候群の治療法としてのケルセチン: 分子メカニズムから臨床までのエビデンスに基づく総説
Quercetin as a noteworthy treatment for polycystic ovary syndrome: An evidence-based review from molecular basis mechanism to clinical perspective
- 出典:
- Obesity Medicine
- 2023
- 39
- 100490
- DOI:
- 10.1016/j.obmed.2023.100490
- 要旨:
- 多嚢胞性卵巣症候群に対するケルセチンの効果をまとめた総説。各種データベースを検索して得た、臨床研究のの論文4件・システマティックレビュー1件・動物実験8件・薬理学的戦略の記事1件を例示する。多嚢胞性卵巣症候群におけるケルセチンの作用として、インスリン抵抗性の改善・テストステロンの減少・黄体形成ホルモンの制御・卵巣における炎症の緩和を論じる。