ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットの欠神てんかんに対するケルセチンの効果

The effect of quercetin on absence epilepsy in WAG/Rij rats

著作名:
Nildem Kızılaslan
Duygu Aydın
Orhan Sumbul
Reyhan Koroglu
Hatice Aygun
出典:
Neurological Research
2023
45
701-707
DOI:
10.1080/01616412.2023.2194182
キーワード:
欠神てんかん
ラット
ケルセチン
棘波
抗酸化作用
動物実験
要旨:
欠神てんかんのモデルラット(WAG/Rij)が発作から回復した後、ケルセチン(25, 50, 100 mg/kg)を投与しながら脳波をモニタした。低用量群(25 mg/kg)は対照群と比べて、棘波の回数と持続時間を軽減した。中(50 mg/kg)および高用量群(100 mg/kg)では棘波の回数が逆に増え、持続時間の延長は高用量群のみに認めた。低用量群は、脳内のTNF-α・IL-6・一酸化窒素が対照群と比べて減少した。しかし、中および高用量群ではTNF-αとIL-6は対照と違いがなく、一酸化窒素は反って増大した。