イソケルシトリンは肺動脈平滑筋細胞の増殖を阻害して、肺動脈性肺高血圧症を軽減する
Isoquercitrin protects against pulmonary hypertension via inhibiting PASMCs proliferation
- 著作名:
- Yongtao Zhang
- Yuqian Cui
- Wei Deng
- Hao Wang
- Weidong Qin
- Chengmin Huang
- Chen Li
- Jianning Zhang
- Yuan Guo
- Dawei Wu
- Haipeng Guo
- 出典:
- Clinical and Experimental Pharmacology and Physiology
- 2017
- 44
- 362-370
- DOI:
- 10.1111/1440-1681.12705
- 要旨:
- モノクロタリンで惹起した肺動脈性肺高血圧症のモデルラットに、イソケルシトリンを投与した。その結果、モノクロタリンがもたらした右室の肥大と右室収縮期血圧の上昇を顕著に改善した。イソケルシトリンはまた、増殖細胞核抗原と平滑筋α-アクチンの発現を低減し、完全に筋肉化した小細動脈の割合を減少した。別途実施したvitro実験にて、予めイソケルシトリンを添加した肺動脈平滑筋細胞は、血小板由来成長因子による増殖の阻害を認めた。